肌を離して手を離すな
「…メガドンキーホーテに連れてけ!」
ヨメ(鬼)がそうおっしゃるもんだから、かしこまりました!と車を飛ばして目的地へ向かいました。
♪ドンドンドン、ドンキー…♪って、しばらく頭の中から離れませんね…。
我が家はヨメ(鬼)と2人のおチビちゃんがオモチャを見に行くというので、アタクシがカートに1人乗せて、もう1人はヨメ(鬼)が手を繫いで、てくてくオモチャ売り場へ。
しっかし、ドンキーって通路が狭いっすね。
昔から、よう事件やら事故が起きてましたよね?…なかったっけ?…なんかあったような…?
とにかく、カートを押してるもんだから、他のお客さんとすれ違うのがホントに大変。
汗かきながら、すれ違うたびにスンマセン、スンマセンって…何も悪いことしてないのにね。
さて、売り場に着いたら、ピコ太郎の仮装衣装が目に飛び込んできまして、
…いつまで人気は続くかな…
なんて、しみじみ余計な心配をしてしまいます。
なんてことを後ろにいたヨメ(鬼)に言おうかと思って振り返ったら、ヨメ(鬼)のそばにちょっとヤンチャ系の若いパパが。
そのパパの出で立ちはリアルピコ太郎で、やたらと冷や汗が出てしまいました。
そのパパの目指すところは全く別なんでしょうが、ピコ太郎の影響力のせいで、もうリアルピコ太郎にしか見えません。
見ず知らずのパパ、ごめんなさい。
さてさて、ここのドンキーはキッズスペースが広くて、上のおチビちゃんは買い物よりも遊ぶ事に夢中になったようで
、しばらく時間が潰れてしまいました。
ヨメ(鬼)がその辺ぶらぶらしてくるわ、というのでカートと下のおチビちゃんを託しました。
子供ってホントにエネルギッシュで、羨ましや。
と、突然おチビちゃんがキッズスペースの外へ走り出しました。
慌てて追いかけましたが、あの入り組んで狭い売り場の中で、おチビちゃんが一瞬視界から消えてしまいました。
…やべ…ヨメ(鬼)に……ころ…さ………れ……る…
必死になって探しましたが、なかなかおチビちゃんが見つかりません。
こういう時間て果てしなく長い時間に感じますね。
正味5分もないんでしょうが、やっとのことおチビちゃんと巡り会えました。
よう泣かずにいたもんで、見つけたときは嬉しそうな顔してました。
「乳児はしっかり肌を離すな」
「幼児は肌を離せ、手を離すな」
「少年は手を離せ、目を離すな」
「青年は目を離せ、心を離すな」
よく行く児童館に貼ってあった「子育て四訓」なるものです。
これがホントに頭のなかを駆け巡りました。
最近はなんでも1人でやりたがるので、ちょっと距離をとって見守ってるつもりではいたんです。
でも、まだまだ手を離しちゃいけない時期だったんですね。
あな、おそろしや。
父ちゃん反省です。